• この時期に注意したいわんちゃんの熱中症について🌞
    2020.07.10

     

    こんにちは🐾

    梅雨に入りいよいよ本格的な熱中症シーズンが到来しました(^_^;)💦

    本日はわんちゃんの熱中症についてお伝えしたいと思います。

    わんちゃんのと言うと猫ちゃんは熱中症にかからないの?とご質問があるかもしれません。

    猫ちゃんの熱中症が存在しないわけではありませんが

    炎天下での外出の機会が少ないことや、日陰を求めて比較的自由に移動できることなどからわんちゃんほど熱中症のリスクは高くないとされています。

    ですので今回はわんちゃんメインでお話しさせて頂きます。

    熱中症は一度発症してしまうと取り返しのつかない事態に発展する可能性がある非常に恐ろしいものですが、

    その一方で予防策を取れば事前に回避、または症状を軽減できる疾患です。

    飼い主の皆様の少しの知識と予防で危険な熱中症から大切な家族を守ることができるので

    ぜひ下記の内容をご覧ください。

     

    まずは熱中症の発生要因です。

    ・気象条件

    →気温や湿度、風、日射などの条件です。

    皆様ご存知の通り気温が高く、湿度が高いと熱中症になる危険が高まります。気温25度以上で熱中症のリスクが高まると言われています。

     

    ・運動などの状況

    →夏場の暑い時期の運動は熱中症のリスクを高めます。

     

    ・犬種、体型など

    →わんちゃんは人間と違い発汗ではなく気道からの蒸散がメインです。

    フレンチブルドッグなどの「短頭種」と呼ばれている犬種や上部の気道に疾患がある子は熱中症のリスクを高めます。それと同様に肥満体型も気道が狭くなるので熱中症のリスクは高まります。

    また、北の方原産の犬種(シベリアンハスキーやサモエドなど)も毛が厚い為熱がこもりやすく注意が必要です。

    以上です。

     

    これを踏まえて飼い主さんがご自宅でできる熱中症対策です。

    1、水分補給はいつでもできるように新鮮な水をたっぷり用意しておく

     

    2、室内は冷房などを使用し室温25度以下に(冷房の設定温度ではなく実際の部屋の室温です!!)

    人間が半袖を着ていて肌寒いと感じる気温がわんちゃんにとってはベストな気温です。

     

    3、車での移動に注意!

    クーラーがしっかり当たるところにキャリーを置いたり、キャリーの中に凍らせたペットボトルなどを入れておくと良いでしょう。またキャリーにサンシェードなどを被せ日陰にするのも効果的です。

    また、短時間だからといって車内にわんちゃんを放置することは大変危険です。窓を開けているから、エンジンをかけたままだから、、と油断は禁物です。必ず常に目の届くところに連れて行きましょう。

     

    4、毛の長い子はサマーカットをする

    毛は直射日光から皮膚を守ってくれる役割もあるのでただ短くすればいいと言うわけではありませんが毛を短くすることで熱がこもりにくく風通しが良くなります。トリマーさんと相談してその子にあったカットをしましょう。

     

    5、お散歩は涼しい時間に!!

    気温にもよりますが朝なら7時前、夜なら7時以降がオススメです。

    真夏のアスファルトを触るとわかるのですがとても暑く足の裏を火傷をしてしまいます。

    また、アスファルトからの跳ね返りの熱で人間より地面に近いわんちゃんは熱中症になりやすくなります。

     

    6、肥満の子は減量をする

    以上です。

    長くなりましたが熱中症の一番の治療は予防です。

    そして予防を行えるのは飼い主さんだけです。

    少しの油断が大事な家族の命を奪うことになります。

    わんちゃんが苦手な夏を乗り越えられるようにしっかりと予防をして楽しく過ごしましょう!!