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冬に多いわんちゃんねこちゃんの病気
2018.11.25こんにちは!獣医師の権守です。
今回は冬に多いわんちゃんねこちゃんの病気として、尿石症についてお話します。
寒い季節になると、膀胱や尿道などに石ができ、おしっこが出にくくなったり、おしっこに血が混ざったりする尿石症という病気が増えます。結石が尿道に詰まり、おしっこが全く出なくなると、非常に危険で命にも関わります。尿石症は寒くなり運動量が減り、お水を飲む量が減るために起こりやすくなります。
症状
・頻繁におしっこに行く
・トイレがいつもより長くておしっこが少しずつしか出ない
・トイレ以外の所にもおしっこをしてしまう
・おしっこが濁っている
・おしっこに血が混ざっている
・おしっこをするときに痛そうに鳴く
・おしっこがまったく出ない
・お腹の下の方に硬いものが触れる
これらの症状を見つけたら、尿石症や膀胱炎かもしれません。
すぐに動物病院に連れて行きましょう。
予防するには…
①食事管理
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルの摂りすぎは尿石症になりやすくなります。また、シュウ酸を多く含む食事ではシュウ酸カルシウム結石という、わんちゃんやねこちゃんによく見られる結石症のひとつになりやすくなります。煮干しなどのミネラルの豊富なおやつや、小松菜などシュウ酸を含む野菜には気をつけましょう。
また、肥満も尿石症になりやすい原因のひとつなので、適切な食事と適度な運動で肥満を予防することも重要です。
②水分補給
寒い時期になるとわんちゃん、ねこちゃんはあまり自分からお水を飲まなくなってしまいます。
水分を十分摂取できるよう心がけてあげましょう。
③トイレを清潔に保つ
おしっこを我慢することで尿石症になりやすくなります。トイレは常に清潔に保ち、おしっこを我慢させないように気をつけてあげてください。 特にねこちゃんを複数飼っている場合は、頭数よりも多めにトイレを用意してあげ、ストレスのかからない静かな場所にトイレを設置してあげることも大切です。
いよいよ冬が始まりますが、寒さに負けず、わんちゃんねこちゃんと健康に楽しく過ごして行きましょう♪
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