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専門外来ブログ

  • 人にも感染する皮膚病
    2019.07.08

    皮膚病の診察をしていると「この皮膚病は人にも感染しますか?」と質問を受けることがあります。

    ほとんどの皮膚病は人には感染することが無いのですが、中には種の壁を超えて人にも感染する病気もあります。

    その代表的な病気の1つが「カビ」です。

     

     

    「皮膚糸状菌症」が正しい呼び方ですが、この病気は何かと厄介な病気です。

    それは、

    ・動物は感染してそれほど症状が出ない事がある(得にネコ)

    ・しかし、人間に感染すると症状がひどいくて、治りにくい

    ・動物からカビが消えても、部屋中にカビの胞子というものが撒き散らされているので、完全にキレイにするのが大変

    ・そして、診断が難しい

    私が大学病院の皮膚科に所属していた時に教授から「カビがちゃんと診断できたら皮膚科医」と言われた事がありますが、確かに顕微鏡を見て「これはカビです!」と自信を持って言い切るまでには修業が必要でした。

    カビは赤ちゃんのイヌやネコに感染していることが多いので、飼い始めたばかりの時に、ちょっとでも毛が抜けている部分があったら、人間の皮膚を守る為にも動物病院を受診することをオススメします。

     

     

  • 肺高血圧症
    2019.03.07

    こんにちは。

    循環器科担当させていただいている水野です。

     

    本日は先日診療させていただいた症例のご紹介です

     

    レオンちゃんは9歳のペキニーズで、1月終わりにベランダで倒れてしまったとのことで当院を受診されました。当初は神経性の発作を疑い治療しておりましたが、呼吸促迫となり、レントゲンで肺水腫が疑われる所見も認められたため、循環器科を受診していただきました。

    私が診療させていただいた時には利尿剤の投与によりレントゲン所見は改善していたものの、食欲はなく食事補助をご自宅でしていただいている状態でした。

    心エコー検査をさせていただいたところ右心系の拡大(右心室壁の肥厚と内腔の拡大)、心室中隔の扁平化、肺動脈の拡張所見が認められました。またカラードプラー検査では顕著な三尖弁逆流が認められ、肺動脈血流速波形のAT/ETは低下、三尖弁逆流血流速は4.2m/sと高速化しておりました。以上の検査結果及び倒れた後のふらつき(発作後期)がないことから肺高血圧症による失神発作と診断いたしました。

    もともと飲んでいたフロセミドとピモベンダンに加えて、肺高血圧症に対する治療薬であるシルデナフィルを追加処方したところ、2週間後の再診時にはよく眠れるようになり、食欲も出てきて経過良好とのことです。(^^)

     

    いわゆる発作は神経疾患、低血糖、腫瘍性疾患、肝臓病、不整脈、心臓病など様々な原因で起こります。今回させていただいたような検査により原因がわかることもありますが、発作を起こした時の状況(興奮時に起こったのか、興奮とは関連がまったくないのか、食後に起こったのか、咳をした後なのか?など)やどのような発作だったのか(意識はあったのか、足はつっぱっていたのか、震えがあったのか、発作後のふらつきは?など)という飼い主様からの情報が診断や治療に非常に大切です。

    発作を起こした時にはあわててしまってなかなか難しいとは思いますが、発作時の状況を記録しておく、あるいはスマートフォンでビデオを撮影するなど記録を残しておいてお見せいただけると非常に助かります。

     

    心臓病も早期の診断・治療が大切です。今回のレオンちゃんのような重篤なケースだけではなく、咳が出てきた、最近活動性が落ちたなど、心臓の調子がおかしいのかな?と思われることがございましたらいつでもご相談ください。

  • ほっけちゃんの痒み
    2019.02.23

    皮膚科の吉田先生に診察してもらったほっけちゃん

    痒みがよくなるといいね!

     

  • おなかの毛が無いのは「毛づくろい」のやり過ぎ?
    2019.01.19

    こんにちは。皮膚科の診療を担当しています吉田昌則です。

    今回はネコのアレルギー性皮膚炎のチビちゃんについて書きたいと思います。

     

    治療前:おなかを舐め過ぎて毛が斑状に抜けてます。この日からチビちゃんはオヤツ完全休止の苦行に入って頂きました。

    治療後:おなかの毛がフサフサに増えてます。オヤツ完全休止にも関らず体重は何故か維持されてます。

    ネコのアレルギー性皮膚炎は、イヌに比べてあまり皮膚が赤くならず、皮膚が痒くて舐めていても「毛づくろいかな?」と思って見落とされがちですが、実際は痒くて困ってます。しっかり原因を追及して治療してあげれば、アレルギーの痒みが減ってチビちゃんのように毛も生えてくるかもしれませんよ。

     

     

  • ポメラニアンの脱毛症
    2018.12.15

    こんにちは。皮膚科を担当しております吉田昌則です。

    動物病院に来院する皮膚病のワンちゃんの症状は「痒くて毛が抜けた」というものがほとんどですが、ごくたまに「痒くないのに毛が抜ける」という事があります。

    今回、紹介させて頂くのは、そんな痒みのない脱毛症があったポメラニアンのメイプルちゃんです。

    最初にメイプルちゃんを診察させて頂いたのは今からちょうど1年前の12月で、首の辺りを中心に毛が薄くて、見た目が寒そうでした。

    こういうタイプの脱毛症を診断するためには、血液検査や特別な皮膚の検査が必要になるのですが、ポメラニアンという犬種の場合には、毛の薄くなっている場所、毛の抜け始めた年齢のなどを総合的に判断すると、「脱毛症X」という皮膚病の可能性が考えられます。

    メイプルちゃんも、この脱毛症Xの条件に当てはまったので、早速その治療を開始したところ、にょきにょきと毛が生え始めて、今年の冬は暖かく過せてもらえそうです。

     

     

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また駐車場は10台完備しております。

■診察時間

受付時間 日/祝

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(初診 9:00〜11:30)

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