• はじめまして
    2018.11.30

    循環器科担当させていただいている水野と申します。

    本日は当院での診療風景をご紹介させていただきます。

     

    今回御協力いただくのは本日再診でお越しいただいたニモちゃんです。

    循環器科ではその名のとおり循環器に関連する病気の発見と病態の把握、治療が必要な場合には治療プランをたてるための診察、検査を行います。検査は心電図検査、血圧測定、胸部レントゲン検査、心エコー図検査が代表的な検査です。

    ニモちゃんが今受けているのが心エコー図検査ですね。

    心エコー図検査は麻酔をかけたり、放射線被爆をすることなく心臓内の構造を確認したり、血液が流れるスピードを測定することができます。確定診断をつけ病態を把握することができるため、循環器診療においては最も重要な検査です。

    ちょっと横になっていていただかないといけないのですが、痛い事をするわけではありませんので大人しく受けてくれる子が多いですし、ニモちゃんも大人しく心臓の状態をみさせてくれました。

    ニモちゃんは幸い前回処方したお薬が功を奏していたためこのまま同様の薬を継続していただき次回は少し間隔を伸ばして再診にいらしていただくこととなりました。

    心臓病は人と同様、犬猫の死因の上位にくる病気です。特に年末年始は人の出入りも多くいつも以上に緊張したりストレスを受けることが増えるためか、心不全を起こす子が多い時期です。高齢になってきて最近咳が多いなとか活動性が落ちてきたななど心臓に関連すると思われる気になる症状がある場合には一度診療を受けていただく事をお勧めいたします。当院でも月に1度循環器診療を承っておりますのでお気軽にお声おかけください。